【青森市】ねぶた下絵コンクールの最優秀2作品がワ・ラッセにて展示中。早速みてきました♪
昨年行われた第10回全国小・中学生ねぶた下絵コンクールの審査結果が出たのは2020年12月のことです。
県内外から出展された71作品の中から最優秀賞に輝いた2作品がねぶたとして作成され、2021年3月31日からワ・ラッセにて展示されています。
中学生部門最優秀賞の「豊漁祈願 『浜の神 鮫浦太郎』」はワ・ラッセの入口入ってすぐの1階に。
~~▼下絵を作成した青森市佃中学校2年生(当時)中村さんのコメント~~
昔々、青森・八戸の鮫浦という浜では連日の大荒れで漁ができなかった。
このままでは村人が倒れてしまうとある若者が荒れ狂う海に挑んでいった。
若人は遭難しかけたが一頭の鯨が助けてくれた。村人たちはこの鯨に感謝しこの鯨を「鯨浦太郎」と名付け村の守り神とした。
その後鮫浦太郎はこの村に毎年春になると取り切れないくらいのイワシを追い込んできて村はとても栄えた。
現在八戸市の酉ノ宮神社に祀られている鯨形の石にまつわる伝説である。
このねぶたは村の漁師と鮫浦太郎が協力して大量のイワシを獲っている場面でこれからの豊漁を願うものである。
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荒波にもまれている様子が伝わってきますね。イワシの躍動感がとても魅力的な作品でした!
そして2階には小学生部門最優秀賞の「絵馬に込めた願い」が。
~~▼下絵を作成した浜田小学校5年生(当時)横山さんのコメント~~
学校の図書館で借りた本に白澤(はくたく)という薬の神様について書かれた本を読みました。白澤は、角が6本、眼が9つあって、病魔を防ぐ力があると信じられていたそうです。
わたしは、新型コロナウイルスが早くおさまってほしいと思ったので、白澤がテーマのねぶたを描きたいと思いました。
このねぶたは、絵師が疫病退散を願って描いた白澤が、絵馬の中から姿を現して、疫病を跳ね返しているところです。
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小学生が考えたとは思えない迫力のある作品でした!
この2作品は1年間展示されるそうです。ねぶたミュージアム・ねぶたホールへの入場は有料ですが、こちらのねぶたは無料で見ることが出来ます!駅前にお越しの際は、是非覗いてみてはいかがでしょうか。
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